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改善のヒント

仕組みを知って、自分に合った付き合い方を見つける

👋 はじめに

SNSを「絶対悪」として扱う必要はありません。 基本的には便利で、楽しく、つながりを感じられるツールです。

ただ、「思ったより時間を使っている」「なんとなく疲れる」と感じているなら、 仕組みを知ることで、付き合い方を調整することが必要かもしれません。

SNSを減らすには、まず動機が必要です。 なんとなく「やめたい」ではなく、「なぜ減らしたいのか」を意識すると続けやすくなります。

もし1日2時間をSNSに使っているとしたら...

年間 730 時間

10年で約 304日分 の時間

※時給1,200円換算で 約87万円/年 相当

この時間を「無駄」と感じるか「楽しんでいる」と感じるかは人それぞれ。
でも、見ず知らずの人のインプ稼ぎのために、自分の限られた時間を溶かすのはもったいないのではないでしょうか。

🧠 なぜ「つい見てしまう」のか

SNSには、私たちが長く使いたくなるような設計が組み込まれています。
これは「悪意」ではなく、サービスとしての設計思想です。

  • 🎰 可変報酬

    可変報酬のイメージ

    スロットマシンのように「次に何が出るかわからない」状態が、脳の報酬系を刺激します。
    タイムラインを更新するたびに、新しい投稿が出てくるかもしれないという期待感。

  • 🔄 無限スクロール

    終わりがないデザインは「もう少し」を繰り返させます。 ページの区切りがあれば止まるきっかけになりますが、 それがないと止め時がわからなくなります。

  • 🔔 通知

    「誰かがあなたに反応した」という通知は、 社会的なつながりへの欲求を刺激します。
    通知が来ると確認したくなるのは自然な反応です。

  • 👀 社会的比較

    他の人のハイライト(良い部分だけ)を見続けることで、 無意識に自分と比較してしまいます。
    これは人間の本能的な行動です。

  • ❤️ いいねへの執着

    他人の「いいね」が気になる。自分の投稿への反応も気になる。
    共感したくなるし、共感されたい。
    この相互作用が、何度もアプリを開かせます。

  • 🤖 無意識の習慣

    特に理由がないのに、気づくとSNSを開いている。
    トイレ、移動中、待ち時間に反射的にアプリを開く。
    これは意志の問題ではなく、習慣の問題です。

  • 🎬 ショート動画地獄

    気づけばもう1本、もう1本と見てしまい、時間だけが溶けていく。
    何を見たのかも思い出せない。
    その状態に自己嫌悪を感じている人は多いはず。

これらを知っていても、すぐに変わるわけではありません。
でも「なぜ自分がそうなるのか」を知っていることは、 自分を責めないために役立ちます。

減らすためのヒント

すべてを試す必要はありません。 自分に合いそうなものを、ひとつだけ試してみてください。

  • 1 通知をオフにする

    通知は「呼び出し」です。呼ばれなければ、開く回数は自然と減ります。 通知が来ると集中力も途切れるので、とにかく無駄。 大事な連絡は別の方法で届きます。

    設定 → 通知 → 各アプリで通知をオフに

  • 2 アプリを消す

    本気で減らしたいなら、スマホからアプリを削除してしまう。 アカウントを消すのはハードルが高いですが、アプリを消すだけなら再インストールもできます。 「開くまでのハードルを上げる」のがポイント。

    アプリを長押し → 削除(必要なときはブラウザからアクセス)

  • 3 アイコンを非表示にする

    iPhoneでは、アプリを「非表示」に設定できます。 Face ID + 非表示設定にすると、Appライブラリから検索しないと開けなくなる。 この「一手間」が想像以上に効きます。アイコンが目に入らないので、無意識にタップすることがなくなります。

    アプリを長押し → Face IDを必要にする → 非表示にチェック

  • 4 PCブラウザから見る + いいね非表示

    スマホアプリの代わりにPCのブラウザから見るようにする。
    さらに、ブラウザ拡張機能で「いいね」やコメント数を非表示にすると、 「みんながいいねしてるから見たくなる」という衝動が減ります。

    Chrome拡張「Hide Likes」などで数値を非表示に

  • 5 使用時間の制限を設定する

    完全に使えなくするのではなく、 「1日1時間」など緩めの制限から始めてみる。
    制限に達したときに「あ、もうこんなに」と気づくだけでも意味があります。

    設定 → スクリーンタイム → App使用時間の制限

  • 6 代わりの行動を決めておく

    「SNSを見ない」だけでは、空いた時間が手持ち無沙汰になります。 「SNSを開きたくなったら○○する」と決めておくと、 代替行動に移りやすくなります。読書でもゲームでもOK。

    例:本を開く、メモアプリに書く、YouTubeを見る

  • 7 寝室にスマホを持ち込まない

    起きてすぐ、寝る前は特に影響を受けやすい時間帯です。
    寝室にスマホを持ち込まないだけで、朝と夜のSNS時間が自然と消えます。
    目覚まし時計を別で用意すれば、スマホが寝室にある必要はありません。

    充電場所をリビングに変える、目覚まし時計を買う

  • 8 本当に必要なSNSか見直す

    そのSNS、本当に必要ですか? 「このSNSじゃないと連絡が取れない人」「このSNSじゃないと追えない情報」がないなら、 アカウントごと消してしまうのも一つの選択肢です。

    仕事で必要 → 残す / なんとなく惰性 → 消す

  • 9 おすすめ表示のSNSを避ける

    フォローしてない人の投稿がホームに表示されるSNSは、 アルゴリズムに時間を奪われやすい設計になっています。
    できるだけ「自分が選んだ情報だけ」が流れる環境を作る。

    TikTok、インスタのリールなど → 特に注意

🤗 続かなくても大丈夫

試してみて、続かなかったとしても、それは失敗ではありません。
「自分にはこの方法は合わなかった」という、大切な気づきが得られたことになります。

完璧を目指さなくて大丈夫です。
少しでも「意識して使う」ようになるだけで、確実に変化は起きます。

実際にこれらの方法を試した人の中には、半年ほどでSNSの使用時間を半分程度まで減らせたという声もあります。
具体的に変化を確かめたい場合は、スマホのスクリーンタイム機能を使ってみるのもおすすめです。

また、意外な変化として「その日の空き時間に何をしていたかを、きちんと思い出せるようになった」という声もあります。

SNSを見ていた頃は、時間は使っているのに、ほとんど記憶に残らなかった。
けれど今は、読んだこと、考えたこと、ぼんやり過ごした時間まで含めて、一日が「自分のもの」として残っている感覚が得られるという話もあります。

大切なのは、浮いた時間をどう使うか。
それが個人の変化にとどまらず、社会全体に広がっていったら、とても大きなインパクトを持つのかもしれません。

このページは、SNSサービスや、個人のSNS利用を非難するためのものではありません。
SNSとの付き合い方を、ほんの少し見直すきっかけになれば幸いです。